ArCS 北極域研究推進プロジェクト

ArCS通信

カナックの村人とのワークショップ(カナックから④)

ボードイン氷河の観測からカナックに戻り、現地で暮らす人々とのワークショップを7月25日に開催しました。このワークショップの目的は、カナック村の人々に研究の成果を説明し、環境変化が彼らの生活に与える影響について学び、カナックの持続可能な将来について議論を行うことです。現地の人々は英語が通じないことも多いため、英語とグリーンランド語の通訳を準備し、宣伝用のポスターも現地語表記のものを用意しました。

ワークショップ当日は、北海道大学とスイス連邦工科大学を中心とした研究グループが研究について紹介した後、質疑応答と議論の時間を設けました。会場には50人以上の様々な年代の村人が集まり、熱心に私たちの話に耳を傾けるとともに、多くの質問やコメントが寄せられました。中でも、カナックの村では伝統的にクジラやアザラシの肉を食べていたが、近年は西洋の食材を食べることが多くなり、以前と比べると元気が出ないように感じる、というコメントが印象的でした。村人と交流し、彼らの生活について知る良い機会になったと思います。

浅地 泉/北海道大学

カナックでの研究プロジェクトについての発表風景。

質疑応答の様子。会場には多くの人が集まりました。

Workshopの最後に聞きに来てくださった方々と記念撮影を行いました。

カナック調査観測メンバー:杉山慎、Evgeniy Podolskiy、漢那直也、榊原大貴、大橋良彦、浅地泉、深町康、西沢文吾(以上、北海道大学)、山崎新太郎(北見工業大学)